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2015年03月30日

佐賀県を絶賛してくれたトゥーイさん

昨晩のNHKBSプレミアムドラマ「私は父が嫌いです」見ていただけましたでしょうか?
長回しのシーンが多く、役者さんは大変だなと昨日のドラマを見て改めて思いました。
早いもので今年度も残すところあと2日となりました~。

さてさて、佐賀県フィルムコミッション、今年度もさまざまな作品を支援させていただきました。昨年度同様特にタイ映画ドラマ誘致に力を入れてきましたが、おかげさまで誘致してきた作品はタイ国内でも非常に好評をいただいており、また、誘致作品を見たタイの方が佐賀県内に観光にきているという話もよく聞きます。

僕らがタイの作品を誘致し始めて、一番最初に誘致してきたのが「タイムライン」です。
この作品は、タイ国内でも大ヒットしたのですが、今年度はアジアフォーカス福岡国際映画祭、東京国際映画祭、沖縄国際映画祭と日本国内の映画祭にもたびたび招待された作品となりました。また、佐賀県内でも上映会&トークショーを開催することができました。佐賀にロケに来た、主演女優のジャリンポーン・ジュンキアットさん、通称トゥーイさんもこの「タイムライン」でタイのアカデミー賞と言われる第24回スパンナホン賞を受賞しました。

このトゥーイさんのインタビューが日本のフリーマガジン「D-MARK MAGAZINE」に掲載されておりましたので、紹介されていただきます。雑誌社のご厚意で特別に許可をいただきましたので、是非お読みください!

日本のひとたちと関わる機会を頂けて、とっても光栄だなって思っています

映画「タイムライン」
 九州・佐賀県でのロケが話題となり、タイでのロードショーもヒットしたタイ映画「タイムライン」。記録的ヒット作「ナンナーク」のノンスィー・ニミブットが監督、2014年の東京国際映画祭や、アジアフォーカス・福岡国際映画祭でも上映された。
 主演女優のジャリンポーンは、タイの若者向けTV番組の司会もつとめる人気女優。「トゥーイ」の愛称で知られる彼女は、ティーンエイジャ―の圧倒的支持を受けるカリスマタレントでもある。
 「日本での撮影、とっても楽しかったですね。わたし、自分はとてもラッキーな人間だなと思っているんです。仕事で日本に行く機会だけでも、たくさんチャンスをもらっているし。このタイムラインの撮影だけでなく、日本のひとたちと関わる機会をたくさん頂けて、とっても光栄だなって思います」
 日本の各地で、タイ人観光客が劇的に増えている昨今。2014年に観光などで日本を訪れたタイ人が65万人を超え、史上最多となった。この日本旅行ブームに合わせ、タイ現地では日本の観光地や文化・食を紹介する関連番組が急増している。ジャリンポーンさんも、こういったTV番組の取材で、日本を訪れる機会が多かったそうだ。
 「映画タイムライン撮影の数年前から、けっこうな頻度で日本には来てましたね。だから、ある程度は日本の雰囲気はわかっているつもりでした。でも、今回の撮影での来日には、ちょっと特別な印象を持っています。作品に対する日本の方からの反応が、とってもよかったので」
 作品をとっても気に入ってくれた日本人のオーディエンスを見て、「こんなにも喜んでもらえるなんて」と感激したのだそうだ。
 「ご存知の通り、九州の佐賀をいう場所で撮影したんですね。私たちが佐賀に行ったときには、びっくりするくらいの歓迎ムードで。すごいんですよ。佐賀の県知事さんにご挨拶に行ったときなんか、建物の入り口から会見の会場まで、お迎えの方々がずらっと一列に並んでいて… みんなすごい拍手で迎えてくれるんです。監督とわたしは、強烈に感激してしまいました。日本の方たちの、あたたかい優しさが、なんてかわいらしい人たちなんだとうって。何度も仕事で日本に行ったけど、何かにがっかりしたり、いやな思いをした記憶が無いんですよね」

家族の役割、友達の意味
 お決まりの質問だが、仕事上どんなものに刺激やインスピレーションを受けるか、聞いてみた。
 「興味の範囲は、かなり広いんですよ。たぶん、いろいろなものにインスピレーションを受けすぎてるなっていうくらい。でも、あえて言うなら、家族からの影響がもっとも大きいかもしれないですね。父、母、そしてその周りの家族がいるから、いまの私の幸せがあるんだって、実感するんです。それから、友達。うん、このふたつは、どうしたって外せないんですね」
 ジャリンポーンさんが出演する人気番組「シスター・デイ」を見たことがある方なら、たぶん想像ができるだろう。4人姉妹として番組進行をする出演者どうしの、まるで本物の姉妹のような仲の良さ。
 「そう、まさにシスター・デイで共演しているみんなからは、良い刺激をたくさんもらっていますね。4姉妹の中でもジブソーやオパールは、この番組だけでなくて、いろんなところで活躍している女性でしょ。彼女たちの立ち振る舞いから学ぶことも多いんです。」それと、気兼ねなく話ができて、ときには真剣な相談をしたり。『こんな風に考えることができるなんて、思ってもみなかった』とか、『そうか、こういう場合はこんな態度で接するべきなんだな』とか。一緒にいると、そういう学びがあって。こんな友人関係はとても貴重ですよね」

幅広い趣味の範囲が女優を育てる
 映画タイムラインに出演することで、一段と日本とのつながりを強く感じたジャリンポーンさん。10代のことから芸能界で活躍している女優として、次のステップをどう考えているのだろうか。
 「17歳頃から芸能界で仕事を始めて、階段を上るように、少しずつ仕事の幅を広げて来た、という感じがしています。最初は、友達に誘われてキャスティングに行ってみたんです。そこから、少しずつもらえる仕事が出て来た。広告の撮影があったり、ミュージックビデオの仕事が入ったり。華やかな世界に見えるけど、わたしにとっては、あくまで真剣に仕事を向き合う場所、というだけ。突拍子もない、スキャンダルなことばかりがあるれるわけじゃないですしね。わたし自身は、これまでやってきたように、自分のできること、やりたいことの幅を広げてゆくだけかな、と思っています」
 女優業以外のビジネスも視野に入れているという。
 「もうすぐ2年になるんですが、100ストーン・カフェという石を使ったリングのブランドを運営しています。オリジナルのデザインリングなんですけど、そう、ちょうど今日はめているリングがそうですね」
 興味や活動の対象も幅広いジャリンポーンさん。「タイの象を助ける」という活動にも力をいれている。
 「タイ人にとって、象は国を象徴するような動物のはずなんですが、その生存環境は、必ずしも良い環境ではなくなりつつあるんですね。象一頭を飼育するのに、相当な金額のお金がかかるんです。最初はえさ代さえ支援できれば良いんじゃないかって、軽く考えていたんですけど、活動を続けるうちに、そんな単純な話ではないということがわかって。いまは、一緒に活動する仲間たちと、より良い支援プランを考えているところです」
 国境や環境を超えて、多種多様なステージで活躍し、さまざまな刺激を受けることを楽しむかのようなジャリンポーンさん。このバイタリティーが、女優としての伸びしろを、さらに広げるかもしれない。

佐賀県を絶賛してくれたトゥーイさん
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