佐賀県フィルムコミッション ‐Staff Blog

地元映画ネタを引っ張れるだけ引っ張るという、この「まだまだ～」の兄弟企画、北九州FCの「まだまだ海猿」（略して「まだ猿」）シリーズが、とうとう終焉を迎えてしまいました。

なんと「その69」まで続く人気シリーズだったのに。
ま、「帰ってきた☆まだ猿」が1週間後にスタートするんでしょうね。

ね！ タカヤくん。
うちに焚きつけたんだからさ。


さて、そんなわけで今日の「まだ悪」。
ひとつオモシロ小ネタを。

これも映画で気になったことを一つ一つ李監督にぶつけてた時に判明したことなんですが…


※青のダウンジャケットが李監督


柄本明さん演じる佳男のイシバシ床屋に小学生２人が髪切りに来ます。
佳男は台所に立つ嫁の宮崎美子さんに声をかけますが「エビのわた抜き」作業を始めたばかりで、店に出ようとしません。


この何気ない田舎の床屋のシーンに、李相日映画のプチ秘密が隠れているって知ってました？

このシーンに登場する小学生にピンときた人は相当な李相日マニア。


ちょっとしたカットにもコダワリをみせる李監督。
映画の中では、「床屋の嫁のくせに店に立とうともせん」という佳男の愚痴セリフを引っ張り出すためのきっかけとして小学生を使ったと思うのですが、これだけ色んなシーンが時間的な問題で撮影したのに削られている映画の中で、待たされて漫画本を読む小学生のカットが生かされていることに少々疑問を感じたわけです。

そこを李監督にぶつけてみたら意外な答えが…。


「僕の映画にはだいたいどの作品にも小学生が出てくるんですよ、しかも一人は太っちょの小学生なんです。」


その理由を尋ねると、


「ん～何なんですかねぇ、好きなんでしょうね（笑）」


「フラガール」「スクラップヘブン」「69 sixty nine」…

探してみて！
太っちょな小学生を！